2018年6月26日火曜日

大乗《浄土真宗本願寺派・西本願寺機関誌:2014年2月号「病に生きる;No1」寄稿

大乗《浄土真宗本願寺派・西本願寺機関誌:
 自分自身の気性や体質から、「血管ちくだが切れて死ぬ」と宣言していた父が胃がんと診断された時、「まさかのぅ、ガンとはのぅ、まさかの坂じゃのぅ」とつぶやきました。一年程の療養の後に往生の素懐を遂げるまで病と向き合い、命と向き合い、忘れ得ぬ言葉をつぶやきました。日頃から見聞していても、実際に身に起きると、知っているつもりだったことがつくづく思い知らされます。
 2010年7月、私もまさかの坂を転げ落ちました。
 突然発症してから退院するまでの一ヵ月間の記憶は曖昧です。なかでも、入院からICUに移され、一般病棟に戻るまでの十日間の記憶は断片的です。遠く香川から木枯らしの吹く中訪ねてくれた竹馬の友が、医者としての経験と知識で診断書を読み、坊守の話を聞き、「ホンマに良かったなぁ、ラッキーやったなぁ」を連発したので、あの時起きたひとつひとつが重大だったと理解をした次第です。
 2009年十二月に母が終末期医療の望める病院へ転院しました。年が明けて、私たち家族は直面する二度目の看取りへの覚悟を定めていました。しかし、看護部長が「お母様の命はすごいわよ!」と褒めてくださるほど、母は低空ながら安定飛行を続け、桜の開花を迎えました。
 そんな頃に、私は小学生から付き合ってきた痔の痛みが極限を越え、先延ばしにしてきた根治術を受けることを決めました。日帰り手術で体の芯を貫いて頭へと抜ける痛みが消えた時、正直舞い上がりました。五十路目前で新品の身体に生まれ変わったようです。『大リーグ養成ギブス』を外したような爽快感と例えたら、共感してもらえるでしょうか。
 そして、その後まもなく、私は右小脳・脳幹梗塞を発症しました。宿泊先の都内のホテルの部屋で、訪ねてくれた友人たちと話している時、私の視覚が捉える世界がグニュゥゥゥと歪み、風車のように渦を巻き続けました。「救急車を呼んで」と言ったことは覚えています。救急車の中で「寝てもいいですか」と尋ね、「目を閉じていてもいいけど、可能なら寝ない方がいいですよ」と言われたことも覚えています。でも、血圧が248-160だったとか、心原性の脳塞栓で突然『ドン』と来るとか、脳が腫れているから吐き気が止まらず唾液も飲み込めなくなった人体の仕組みとか、血管の裂け目に血液が流れ込んで詰まってしまったとか、そういうことは全て何ヶ月も時間をかけて認識しました。
 ICUに入ったのは、懸念される三つの容態変化~脳幹への圧迫が強まり呼吸が止まる。脳で大出血が起これば開頭手術になる。腫れた小脳が大脳を押し上げる小脳ヘルニアを起こす~を回避するための処置でした。最初のカンファレンスで担当医から説明を聞いた坊守の手帳には乱れた文字が飛び交っています。それでも、少し気を沈めてから書いた彼女のメモに、『一歩間違えたら一大事のことをあまり衝撃的でなく伝えてくれた先生に、ものすごい尊敬の念が沸いてきた』とありました。
 無事に退院してからの半年は無我夢中で、生活することに必死でした。後遺症として複視と温痛覚障害(左半身)を持ち帰りましたが、その困難さも理解出来ませんでした。寺務と法務の全てを引き受けた実弟の副住職・北條大慈に支えられ、毎月の恒例行事の導師を勤めさせて頂く《名ばかり住職》の生活を、おかげさまで続けております。
 仏教で示される四苦八苦のひとつは病苦です。薬で治ることも、精神力で御せることもあります。だが、身に起きたことを他者と比べても意味がありません。私は、後遺症の諸々もろもろを、「痔の痛みに比べれば...」と独りゴチながら凌いでおりますが、それはあくまでも個人的体験によるもので、信仰とか信心とはまったく関係がありません。ならば何故仏教の、真宗のご法義を仰ぐのかいえば、生死しょうじ出ずる道を聞かせて頂くことひとつためと確信します。そのおあじわいこそが、まさかの出来事によって恵まれたことです。病の苦の中にある不思議な慶びです。

西本願寺公式ホームページ 
http://www.hongwanji.or.jp/

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NAMO-AMIDABUTSU

 智慧の光明はかりなし
有量の諸相ことごとく
光暁かぶらぬものはなし
真実明に帰命せよ

真実
真というはいつわりへつらわぬを真という。
実というは必ずもののみとなるをいうなり。
讃阿弥陀仏偈和讃
<第二首左訓>

親鸞聖人






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​Song&BowzuMan 2017
Sound and poetry ・・・good lucky for The world peace!!!
《namo-amidabutsu》
from Song & BowzuMan;Rev.FUKASHI HOJO 

Song & BowzuMan
since 1981

ENBAN&YAHIJIRI
concert endlesstour since 1996


CANO BAND
since 2006


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NEW YORK 2004

​:FUKASHIHOJO SONGS:​
​​​遊牛の詩​​​



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 RECORDING 2008-/レコーディング:作品制作
2008-Documentation:Music&Poetry lyric
Fantasia Records de JION MusicFactory

★★★★★★★★
 
 
 
nagano 2017
「詩の葉​​​

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Recorded and mixed by Sunchess Ashow
Produced by GURAGYU
Copyright © Special JION Music
Fantasia Records de JION MusicFactory
OfficeAmitahouse&VOW BREATH PRODUCTIONS
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PhotographyCopyright © YURIKO OCHIAI 2018 ;JAPAN

Pohtography,Text,Poetry,Lyrics 
Copyright © 1981- Special JION Music
Fantasia Records de JION MusicFactory
in association with ENBAN FUKASHI-NO-KAI
OfficeAmitahouse&VOW BREATH PRODUCTIONS



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